平成28年 年頭所感
一般社団法人 京都損害保険代理業協会
会長 田中康三
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに、本年も倍旧のご協力ご支援のほどお願い申し上げます。
昨年5月、改正保険業法が施行されましたが、我々の対応は順調にすすんでいるのでしょうか。業法改正に伴う体制整備は「代理店も自立したビジネスであるべき」と監督官庁である金融庁が認めました。これは良い機会です。
我々代理店が、企業として一つの地位を得るチャンスであり、業界が変わるラストチャンスであると考えます。京都代協では、本年も体制整備だけにとどまらず、代理店の皆さまや皆さまのお客様がご希望される情報が最重要と考え、我々の活動が皆さまの一助になれますよう、様々な事業に取り組んでまいります。
さて、数年後には人工知能や自動運転により自動車保険の収益が下がることが予見されております。
社会や環境が変化する中で、我々の業界には閉塞感があり、後継者不足、手数料体系、保険会社の担当者とのコミュニケーション不足などの問題も提起されて久しいです。
この現状を踏まえ、より一層、保険代理業業界全体で人材を人財に育成し、サービス提供の質を向上させることが重要であり、お客様から信頼、信用され、保険会社から必要と思われるような組織をいかに確立するかを考え、実践していかなければなりません。
その活動をとおして、若い人に憧れを抱いてもらえる業界にすることで、より多くの仲間がふえ、我々が扱う公益性の高い損害保険をとおして社会の健全な発展に寄与できると確信しております。
結びに、京都損害保険代理業協会会長として会員の皆さまの先頭に立ち、京都代協の存在意義とその重要性を引き続き訴え、活動してまいりますので、何卒、深いご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
この1年が皆さまにとって幸多き1年になることを心よりお祈りいたしまして、新春のご挨拶とさせていただきます。
京都代協 新年のご挨拶
一般社団法人 京都損害保険代理業協会
副会長 川口 宏
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
平素は、代協活動にご協力を賜り、まことにありがとうございます。
さて、昨年5月に、改正保険業法が施行され、今年の4月末で1年になります。各々、PDCAサイクルを常に実践していらっしゃることでしょう。
私も、特にCに関しては、自社の健康診断をする良い機会と前向きに捉え、自らの課題や認識をじっくり検証し、改善するチャンスと考えています。
それにより、少しずつでもお客様のニーズに近づき、リスク啓発を心がけ、そしてAを実践するといったサイクルで動いているところでございます。
体制整備は、常に意識し実践していくものであると実感いたしております。
昨今、保険マーケットを取り巻く環境も大きく変化し、保険業界の枠を超えた制度問題などが現場で起こっている現状で、我々の業界には「何かがおかしい」と、理不尽さを感じている方も少なくないのではないでしょうか。
理不尽さを感じて声を上げるためには、我々も努力が必要です。論理的な側面も含めて外部から揶揄されることがないよう、お客様や保険会社から信頼される代理店でなければなりません。「自立と自律」の精神で、やるべきことを正しくやり、言いたいことは言う。会員一人ひとりの様々な情報を集め、少しでも業界の実態改善につなげることが出来るよう努めてまいりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。
最後に、京都代協会員の皆さまの今後ますますのご発展を祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
新春のご挨拶
一般社団法人 京都損害保険代理業協会
募集環境委員長 柴田 勝功
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、代協活動に格別のご支援ご協力を賜りまことにありがとうございました。
昨年5月より改正保険業法が施行され、損保、生保を問わず募集プロセスの各段階において、積極的かつ、きめ細かくお客様にご納得いただける対応がより求められております。このように変化する環境の中で「お客様本位の業務運営の確立」を、今後確実に業務運営として実践していくことがますます重要になってまいります。
こうした動きの中、リスク分析や商品提案力、事故発生時の対応力に優れた代理店が契約者から選ばれる環境にしていかなければ、募集人の真の資質向上は望めません。その結果、消費者の利益保護には結びつかないと考えます。京都代協では、募集現場において不正と思われる取引を排除し、募集人の努力が報われる環境、真面目に働く者が報われる社会を実現出来るような活動を目指します。結果、消費者保護や信頼につながり、公正な環境構築のための底力になると考えます。
このような認識の下、募集環境委員会としましては、消費者保護の実現と業界の健全な発展を目指し活動をすすめ、公平・公正な募集環境に向けた調査・研究・提言、金融機関店やディーラー等の保険販売に対するモニタリング、代理店賠責の加入促進、共通化、標準化に向けた提言等、引き続き努力を続けてまいります。
厳しい環境はまだまだ続いておりますが、今の苦労を先の楽しみとし、何事においても前向きに捉えしっかりと皆さまと共に歩ませていただきたいと思います。
本年、酉年は「取り込む」のトリという語呂合わせで、昔から商売繁盛の象徴という意味もあり縁起が良いといわれます。皆さまにとりまして、今年一年が平和で幸多き一年となりますよう心よりご祈念申し上げます。